夏の布団選び

2017.05.01


夏は寝具選びの難しい季節。
何も掛けなければカラダを冷やしてしまうし、
逆に何かを掛けてはみたものの、夜中に剥いでしまったり、
寝苦しくなって夜中に目を覚ましてしまったり…。

実は、この寝苦しさの原因は温度ばかりではなく、
体の周囲を取り巻く湿気にあるということが、
専門家の間で指摘されています。


“寝床内気象”を快適に保つコツ

夏に涼しく眠るためには、
ふとんの中の温度や湿気の状態を快適に保つ必要があるといいます。
日本睡眠科学研究所によれば、このふとんの中の環境を
“寝床内気象(しんしょうないきしょう)”と呼び、
温度33±1℃、湿度50±5%が理想であるとしています。

ところが、この“寝床内気象”を実際に自宅で測定することは難しいこと。
そこで一年を通してぐっすり眠るためには、
室温に合わせて掛けふとんを正しく組み合わせることで、
快適な状態を実現することができるといいます。

夏になると、室温は20℃前後、湿度も大変高くなりますから、
ボリュームを抑えて吸湿性の高い寝具を選ぶようにしたいもの。

一つの例としては、湿気を吸収し、すぐに発散する
シルクでできたふとんや羽毛入りの肌掛けの使用が理想とされています。

さらに気温があがり、25℃前後になったら、
タオルケットやガーゼケットを掛けるのが良いようです。


素材やメンテナンスの良さもポイント

寝具の素材選びも重要なポイントとなります。
まずは、素材そのものに吸湿性・放湿性が備わっている、
天然素材の寝具を選んで使用したいものです。

例えばタオルケットなら
綿よりも麻の方が放湿性に優れていますし、
何よりも肌触りがサラッとしていて夏にぴったりですよね。

日頃のお手入れも大切です。
起きてすぐに寝具を押し入れに収納せず、
少し風を通してからしまう習慣を付けたいもの。
掛け寝具だけでなく敷き寝具も同じこと。
ベッドであれば、お出かけ前に上掛けを少しめくっておいて、
マットレスに風が通るようにするのが理想だといいます。

また、夏場であれば特に、
洗濯機で洗える素材の寝具が好ましいのだとか。
眠っている間に汗や皮脂の汚れが寝具に付着して、
外干ししただけでは衛生的な心配があるからです。

既に多くの人が、季節に合わせて寝具を替えているかと思いますが、
中には一年中羽毛ふとんを使っている人も。
洋服を衣替えするのと同様に、
寝具も季節に合わせて替えていく習慣を身につけたいものです。
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